1月13日🌸自然と暮らす12か月🌸今日は何の日
1月13日 成人の日
1948年:「国民の祝日に関する法律」に基づき、1月15日 に固定されていた成人の日ですが、2000年から「ハッピーマンデー制度」の導入により、 1月の第2月曜日 に変更されました。これにより、2025年の成人の日は 1月13日(月) となります。
成人の日は、満20歳を迎えた人々を祝福し、大人としての自覚を促す機会とされています。成人式は各地で開催され、新成人たちは伝統的な和装やスーツで式典に出席し、自治体から祝福の言葉を受けます。
成人の日 は、家族や社会全体が新成人を祝福し、将来への期待を込める大切な節目の日です。
めぐみがある北九州市では、例年、派手な衣装や個性的な振る舞いが話題になります。特に、振袖や羽織袴に装飾を施した独特な衣装や、豪華な髪型(いわゆる「盛り髪」)で式に臨む新成人が多く、その独自性から全国的に注目されています。
14年前ですが、
我が家の次男も、友人12人と一緒に計12色の袴を調達し、かなり目立つ格好で成人式に臨みました。
前年から計画を立て、費用は全て自分で賄ったので、親としては
「まぁ、良いかな」
といった心境でした。友人たちとともに「一生に一度の晴れ舞台」を楽しみ、自己表現の場となったようです。
成人式の由来
1. 戦後の「青年祭」が起源
現代の成人式の直接的な起源は、1946年(昭和21年)に埼玉県蕨町(現在の蕨市)で行われた「青年祭」にあります。戦後の混乱期に、未来への希望を与え、若者に自覚を促す目的で企画されました。20歳を迎える青年たちを招き、励ます式典として大変評判を呼びました。
この青年祭の成功がきっかけとなり、1948年(昭和23年)に「国民の祝日に関する法律」で 1月15日を「成人の日」 として制定。この日を記念して全国で成人式が行われるようになりました。
現在の形の成人式は、戦後の復興期に生まれた比較的新しい行事ですが、日本の伝統や文化を反映しつつ、地域社会が新成人を祝う象徴的なイベントとして定着しました。
2.日本の伝統的な成人儀礼
成人式の思想そのものは、日本古来の成人儀礼に由来しています。代表的なものを以下に挙げます。
(1) 元服(げんぷく)
- 対象: 男子(主に貴族や武士階級)
- 時期: 平安時代~江戸時代
- 内容:
- 幼名から諱(いみな)へ改名。
- 冠や烏帽子(えぼし)を着用し、大人の身だしなみを整える。
- 社会的な地位を得て、成人として認められる重要な儀式でした。
(2) 裳着(もぎ)
- 対象: 女子(主に貴族階級)
- 内容:
- 成人女性の象徴である「裳」を着用する儀式。
- 女性としての成熟を示す行事として行われました。
(3) 通過儀礼としての成人
庶民の間では、元服や裳着に比べて簡素でしたが、地域によって成人を祝う様々な通過儀礼が存在しました。
現代の意義
成人式は、伝統を受け継ぎながらも、現代の社会に即した形で進化し続けています。式典では新成人としての自覚を促し、社会の一員としての責任や将来への期待を改めて考える機会となっています。
成人式の歴史は、古代の日本の伝統と戦後の新しい文化が融合したものとして、非常に興味深い背景を持っています。