5月21日🌸自然と暮らす12か月🌸今日は何の日
5月21日小満
~いのちが満ちていく季節~
二十四節気の一つ「小満(しょうまん)」は、毎年5月20日頃に訪れます。
春に芽吹いた草木がすくすくと育ち、野山が生命のエネルギーに満ちる頃です。田畑の作物もぐんぐん成長し、農家にとってはホッと一安心――まさに「小さく満ちてくる」季節なのです。
北九州でも、木々の緑がいよいよ濃くなり、足元にはドクダミやヨモギ、ミントなど、野草たちが元気に顔を出しています。庭の梅の実もふくらみはじめ、これから梅仕事がはじまる時期でもありますね。

めぐみの杜で芽吹くミントやどくだみ草

めぐみの杜のミョウガも芽吹いてきました。
昔から「小満」は、麦の穂が育ってくる頃であり、「麦秋(ばくしゅう)」とも呼ばれる実りの前兆を知らせる大切な節目でした。自然のリズムに耳を澄ませ、少し立ち止まって、命の巡りに感謝する…そんな季節のしるべが「小満」です。
今日の一杯のお茶、今日のお味噌汁――その一つひとつにも自然の恵みが宿っていることを、改めて感じたい時ですね。
自然の恵みに感謝して~
