マクロビオティックとは

めぐみの食事

マクロビオティックとは

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マクロビオティックとは

 マクロビオティック(Macrobiotic)は、食生活を通して健康と心のバランスを目指す思想や実践方法です。この言葉は、ギリシャ語の「macro(大きい、長い)」と「bios(生命)」に由来し、「長く健康的な生命」を意味します。
 江戸時代の日本の医師である石塚左玄(いしづか さげん)の「食養生」という考え方に感銘し自身の体質を改善させた桜沢如一(さくらざわゆきかず)氏が1920年代から提唱し、世界に広まりました。

東洋医学の考え方(医食同源、陰陽学)をベースに
「どんな食べ物がどんな影響を私たち(人間)の身体に与えるのか」を知り、その知識をもとに、自分にとってベストな食べ物を選択する ⇒ その結果、自分の持ちうる最大限の健康を手に入れ、幸せを長生きする
という考え方です。

マクロビオティックの基本原則

  1. 自然との調和(身土不二)
    季節、気候、地域に応じた食材を選び、自然の流れに沿った食生活を送ります。
  2. 陰陽のバランス
    食材や調理法を「陰」と「陽」のエネルギーを考慮し、心身のバランスを整えるように組み合わせます。
  3. 全粒穀物の摂取(一物全体)
    主食として玄米や全粒小麦などの全粒穀物を推奨します。
  4. 野菜中心の食事
    季節の無農薬野菜を中心にし、加工食品や動物性食品の摂取を控えます。
  5. シンプルな調理法
    素材そのものの味を活かすよう、シンプルで丁寧な調理を心がけます。

マクロビオティックで推奨される食材

  • 主食:玄米、全粒穀物
  • 副菜:季節の野菜、豆類、海藻
  • 調味料:天然の塩、味噌、醤油、酢
  • 飲み物:ほうじ茶、玄米茶、麦茶

控えるべき食材

  • 動物性食品(特に肉類)
  • 精製された食品(白米、白砂糖、小麦粉)
  • 化学調味料や添加物
  • カフェインやアルコール

 マクロビオティックは、心身の健康、精神的な安定、そして地球環境への配慮を含む壮大な考え方です。現代では、食事を通じて自分の体調や精神状態を調整し、自己の健康を管理する手法として実践されています。

マクロビオティックの代表的な食事のご紹介動画

動画→小豆カボチャ

動画→重ね煮

この記事の著者

堀川 一惠

1960年5月6日生まれ。現在は、子供3人、孫4人に恵まれて穏やかな日々を過ごしています。子供の頃から食品添加物や砂糖、化学繊維の衣服が苦手。自分が心地よく生きるために、マクロビオティックや発酵食、長岡式酵素玄米、重ね煮、50度洗い等様々な学びを実践する過程で、55歳を過ぎて、自分に化学物質過敏症や食物アレルギーがあることが分かりました。今では、自然からの恵を感謝して受け取る事で心と身体の健康を得る事が出来ています。

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