1月17日🌸自然と暮らす12か月🌸今日は何の日
1月17日 土用入り ひょうご安全の日
土用入り(どよういり)は、「土用」の期間が始まる日のことを指します。
土用とは
- 土用は、四季(春・夏・秋・冬)の終わりの約18日間を指します。
- 季節が次に移る前の準備期間のようなもので、「土公神(どこうじん)」と呼ばれる土の神様が司るとされています。
- 土用の期間中は土を動かすこと(土木作業、庭仕事など)が忌避される習慣があります。
土用入りとは
土用の始まりの日を「土用入り」と呼びます。
2025年の冬の土用入りは1月17日です。
冬の土用期間は、1月17日から2月2日までとなります。
冬土用の過ごし方
季節の変わり目で心身に負担がかかりやすい時期です。
1. 健康管理
冬の土用は寒さが厳しいため、冷えに注意しながら体を温めることが大切です。
- 温かい食べ物
生姜やにんにく、ネギなど体を温める食材を取り入れた食事がおすすめです。味噌汁や鍋料理などが最適。 - 適度な運動
無理のない範囲で体を動かし、血行を促進します。ヨガやストレッチが効果的です。 - 十分な睡眠
季節の変わり目で体調を崩しやすいため、しっかり休むことを心がけましょう。
2. 土用期間の伝統に従う
- 土を動かさない
土用中は、土公神(どこうじん)という土の神様が地上を司っているとされるため、庭いじりや建築など土を動かす作業は避けるのがよいとされています。
※どうしても必要な場合は「間日(まび)」という日を選びます。 - 長旅は避ける
季節の変わり目は、体調を崩しやすく、また天候が変わりやすいため、長旅は避けたほうがよいと考えられました。この期間に旅をされる場合は、準備を怠りなく、慎重に行動する事をお勧めします。
3. 心のリフレッシュ
- 静かな時間を過ごす
冬はエネルギーが低下しがちな時期。瞑想や読書など、心を落ち着ける時間を意識して過ごしましょう。 - 無理をしない
冬の土用は「変化の時期」でもあります。焦らず、自然の流れに身を任せることが大切です。
4. 環境整備
- 家の中を整える
土用中は外の作業が制限されるため、家の中の掃除や整理整頓に取り組むのがおすすめです。心も整いやすくなります。 - 厄払い・お祓い
年初にあたる冬土用の期間は厄払いを行うのに適した時期とされています。神社やお寺でお参りするのも良いでしょう。
5. 注意点
- 感情の起伏に注意
土用は心身のバランスが崩れやすい時期です。イライラしやすい場合は、深呼吸やリラックス法を試してみましょう。 - 人間関係のトラブルに注意
季節の変化とともに気分が不安定になりがちなため、周囲への配慮も忘れずに。
ひょうご安全の日
1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災を教訓として、兵庫県が制定した記念日です。この日は震災の犠牲者を追悼するとともに、防災意識を高め、災害への備えを見直す機会として位置づけられています。
取り組み
- 追悼行事
- 震災の犠牲者を追悼するため、兵庫県内の多くの場所で献花や黙祷が行われます。
- 神戸市の東遊園地では、毎年1月17日に追悼式が開かれ、犠牲者の名前が刻まれたモニュメントの前で祈りが捧げられます。
- 防災意識の啓発
- 防災に関する講演会やワークショップが開催され、災害に備える具体的な方法や地域の取り組みが紹介されます。
- 学校や地域コミュニティでは防災訓練が実施され、子どもから大人まで防災への理解を深める機会となります。
- ボランティア活動の推進
- 阪神・淡路大震災を契機に「ボランティア元年」と呼ばれる動きが広がりました。この精神を受け継ぎ、防災や地域貢献活動の重要性が強調されています。
- 災害対策の普及
- 自宅や職場での備蓄や防災グッズの見直しを推奨し、災害に強い地域づくりを目指す動きがあります。
メッセージ
- 防災は「日々の意識」から
地震や災害がいつ起こるかわからない現代において、個人や地域での防災意識の向上が欠かせません。 - 「備えあれば憂いなし」
家族や職場での避難計画の見直し、防災グッズの準備など、具体的な行動が求められます。
私事ですが
神戸市内には、祖母と叔母が住んでいました。当日の様子はテレビの映像を通して知りましたが、その光景は今でも生々しく思い出されます。幸い祖母と叔母に怪我はありませんでしたが、自宅が使用不能となり引っ越しを余儀なくされ、仕事も失い、知人を亡くすなど、多くの苦難に直面しました。その結果、精神的なダメージは計り知れないものでした。震災当日の恐怖を何度も何度も聞かされる中で、どれほど心が傷ついたのだろうと考えると、私自身も胸が締め付けられる思いでした。
神戸を訪れるたび、力強く復興していく街の姿に触れ、その再生のエネルギーに圧倒されました。新しい建物が建ち並び、美しく整備された街並みには、未来への希望や、地域の人々が困難に立ち向かいながら築き上げてきた努力の結晶が感じられました。しかし、その一方で、震災を経験した人々の心が完全に癒されるまでには、なお長い時間が必要なのだろうとも思いました。大切な家族や友人を失った悲しみ、生活の基盤を奪われた喪失感は、形には見えないけれど、心の深いところに刻まれ続けているのではないでしょうか。表面的には元の姿を取り戻しつつある街でも、人々の記憶や感情の中では、あの日の出来事が鮮烈に残り続けているに違いありません。そのような現実を胸に刻みながら、私たちができることは何なのかを考えるきっかけにもなりました。
・自然災害に備えて、めぐみでは、最低限生きるために必要な水と味噌の備蓄を行っています。
・手を取り合って助け合える社会を目指します。

自然の恵みに感謝して~
