4月20日🌸自然と暮らす12か月🌸今日は何の日
4月20日穀雨
穀雨とは?
「穀雨」は、「百穀春雨(ひゃっこくはるさめ)」という言葉からきており、この時期になると柔らかく暖かな雨が降り、田畑を潤します。変化の多かった気候も安定し、種まきにもってこいの季節。恵みの雨が新芽を育ててくれます。また、穀雨は春の季語にもなっています。
2025年の穀雨
- 開始日:2025年4月20日(日)
- 終了日:2025年5月4日(日)
この期間は、春から夏への移行期であり、農作業の準備や自然の変化を感じるのに適した時期です。
穀雨の七十二候
穀雨の期間は、さらに以下の三つの候に分けられます:
- 葭始生(あしはじめてしょうず)(4月20日頃)
水辺の葭が芽吹き始める頃。 - 霜止出苗(しもやみてなえいずる)(4月25日頃)
霜が降りなくなり、苗代で稲の苗が生長する頃。 - 牡丹華(ぼたんはなさく)(4月30日頃)
牡丹が豪華な花を咲かせる頃。
穀雨の過ごし方と風物詩
- 自然の観察:藤の花やツツジが咲き、新緑が美しい季節です。森林浴やハイキングに最適です。
- 農作業の準備:夏野菜の植え付けやガーデニングを始めるのに適した時期です。
- 行事と風習:穀雨の後半には「八十八夜」(5月1日頃)を迎え、新茶の季節となります。この日に摘まれたお茶は「八十八夜茶」と呼ばれ、縁起が良いとされています。
穀雨の旬の食材
- 野菜:たけのこ、そらまめ、アスパラガス、菜の花、春キャベツなど。
- 魚介類:ほたるいか、さわら、めばる、あさりなど。
- 果物:グレープフルーツ、夏みかんなど。
穀雨の頃、めぐみの杜より





春の雨が大地を潤す「穀雨」の頃。
めぐみの杜の庭には、命の気配があふれています。
つわぶきは瑞々しく茂り、今がいちばん柔らかくて美味しい季節。
つつじは満開を迎え、その華やかな彩りが訪れる人の心を明るくしてくれます。
グリーンピースもふっくらと実り、もうすぐ収穫。
春の食卓に、やさしい甘みを添えてくれることでしょう。
玄関への小道には、ネモフィラが可憐なブルーの花を咲かせています。
食べられるお花なので、プレートにちょこんと添えて、お客様をおもてなししています。
そして玄関前にあるお茶の木からは、今年も新芽が顔を出しました。
まもなく茶摘み。
今年は自分の手で摘んだ葉を、お茶に仕立ててみようと思います。
自然のリズムと共に暮らす春の日々。
小さな命の芽吹きに、心がふっとほどけるような時間が流れています。
穀雨は、春の終わりと初夏の始まりを告げる大切な節目です。
自然の恵みや季節の変化を感じながら、心豊かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
自然の恵みに感謝して~
