6月21日夏至とは?🌸自然と暮らす12か月🌸今日は何の日
6月21日夏至
太陽の力が満ちる夏至
夏至とは?
一年で最も昼の時間が長く、夜が短くなる「夏至(げし)」。
二十四節気の10番目にあたるこの日は、太陽の力が最も強まるタイミングです。
自然界では陽の気が極まり、これから徐々に陰へと移っていく、いわば季節の折り返し地点。
日本では、稲が育つ大切な時期とも重なり、古くは田植えを終えた後の「半夏生(はんげしょう)」までが、農作業の一区切りとされてきました。
太陽の力が強くなると、作物がすくすくと育ち、私たち人間の身体もまた陽気を受けて活動的になります。
けれど同時に、暑さや湿気に疲れやすくもなりますね。
そんな時期こそ、太陽のエネルギーを上手に受け取りながら、自然と調和した暮らしを心がけたいものです。
太陽のエネルギーを受け取るには?
朝の光を浴びて体内時計を整えること。
旬の食べものをいただくこと。
そして、自分の内側の声に耳を澄ませること。
太陽の恵みを感謝とともに受け入れ、無理せず調和を大切にする。それが、夏至の頃を健やかに過ごすコツかもしれません。
夏至の食養生 ~季節の恵みをいただく~
夏至のころは、身体にこもった熱をやさしく冷まし、余分な湿気を排出しながら、内臓をいたわる食事が基本になります。
① 旬の夏野菜をいただく
この時期、自然の力でぐんと育つ夏野菜たち。水分が多く、体を潤し、熱を冷ましてくれます。
- きゅうり・トマト・なす:利尿・解熱作用があり、むくみや暑さ対策に。
- とうがん・ズッキーニ:胃腸を整えながら、身体にやさしい水分補給。
- しそ・みょうが・しょうが:香りで「気」を巡らせ、食欲を引き出します。
☆冷えすぎには注意。火を通した重ね煮や、梅酢・味噌で調和すると、陰陽のバランスがとれます。
② 梅干しや酢の物で巡りを良く
- 梅干しは疲労回復・殺菌作用があり、気の巡りを助けてくれる万能食。
- 酢の物(らっきょう漬け・自家製ピクルスなど)は、消化を助け、食中毒の予防にもなります。
③ 甘酒(冷やし甘酒)で腸を元気に
- 「飲む点滴」と呼ばれる甘酒は、夏バテ予防や腸内環境のサポートに最適。
- 冷やしても発酵の力は健在です。お好みで生姜を加えても◎。
④ タコ(関西地方の風習)
大阪など関西地方では、稲がしっかり根を張るようにと願いを込めて、吸盤の多いタコを夏至にいただく習慣があるそうです。
香味野菜と合わせた酢の物や、やさしい味わいの重ね煮にするのもおすすめです。
⑤ 小豆や豆類でデトックス
奈良・京都など一部地域では、夏至〜半夏生のころに小豆を食べる風習もあるそうです。
赤い色には魔除けの意味があり、厄払いとしての意味も込められています。
めぐみの杜では、毎日の主食が長岡式酵素玄米なので、毎日小豆を頂いています。

夏至の暮らしの知恵・心の整え方
- 朝日を浴びて1日をスタート:体内時計が整い、自律神経が安定します。
- 昼間は活動的に、夜は静かに:太陽のリズムに寄り添った過ごし方を。
- ハーブ湯や香りの力でリフレッシュ:よもぎ・ミント・レモングラスなどの自然な香りで「気」の巡りを助けましょう。
福岡県北九州市若松区にあるめぐみの杜では、
夏至の日のでは、5時5分ごろ。
日の入りは。19時30分ごろでした。
本日19時25分ごろの西の空。

雲が広がっていて、夕陽そのものは見えませんでしたが、
「今日は一年でいちばん遅い日の入り」と思うと、なんだか感慨深いものがあります。
明日からは、ほんの少しずつ、また日が短くなっていくのですね。
季節の巡りを、静かに感じるひとときとなりました。
自然の巡りに合わせて、少しだけ暮らしのリズムを調えることで、心も体も整っていくのを感じます。
夏至の日、太陽の恵みに感謝して、自分らしい夏の始まりを迎えていきたいですね。
自然の恵みに感謝して~
