1月10日🌸自然と暮らす12か月🌸今日は何の日
1月10日は日本各地、商売繁盛の神様「恵比寿神(えびすがみ)」が祀られます。
私も、めぐみの杜の近くにある「若松恵比寿神社」へ毎年1月10日に参拝し、家内安全、商売繁盛、豊作、大漁を祈願しています。皆様が豊かに暮らせますよう、心を込めてお祈りしています。
若松恵比寿神社とめぐみの杜
恵比寿信仰(えびすしんこう)
恵比寿神の起源
恵比寿神は以下のように多くの由来や説を持ち、地域ごとに異なる解釈がされています。
- 蛭子命(ひるこのみこと)
- 日本神話に登場するイザナギとイザナミの最初の子で、流された後に神格化された存在とされています。
- 事代主神(ことしろぬしのかみ)
- 大国主命(おおくにぬしのみこと)の子で、漁業や農業の神とされます。
- 海の神・漁業の神
- 海と関わりが深く、漁業の繁栄を祈る信仰が生まれました。
- 民間の商売神
- 室町時代以降、庶民の商売繁盛の神として広がりました。
恵比寿信仰の特徴
恵比寿神は七福神の一柱で、笑顔で大きな鯛を持ち、釣竿を持つ姿が特徴的です。その親しみやすい姿から、庶民に愛される存在となりました。
十日えびす
開催日
1月10日を中心に、前日の9日(宵えびす)、当日の10日(本えびす)、翌日の11日(残り福)の3日間で行われることが多いです。
目的
商売繁盛、家内安全、大漁祈願を願う祭りで、商売を営む人々を中心に広く信仰されています。
特徴
参拝者は、福笹(ふくざさ)や吉兆(きっちょう:小物や縁起物)を購入して持ち帰り、1年の福を願います。
十日えびすの行事
各地で行われる十日えびすには、以下のような特徴的な行事があります。
福笹の授与
- 境内で授与される「福笹」に縁起物(吉兆)をつけて持ち帰るのが一般的です。
- 笹は「根を張らない植物」であることから「繁栄」の象徴とされます。
宝恵かご行列(ほえかごぎょうれつ)
- 大阪の今宮戎神社で行われる有名な行事。
- 芸妓や福娘が宝恵かごに乗って町を練り歩く華やかなパレードです。
福引や縁起物販売
- 神社の境内や参道には縁起物や露店が並び、多くの参拝者で賑わいます。
マグロ奉納
- 恵比寿神は海と関わりが深く、マグロなどの魚が奉納される神社もあります。
有名な十日えびすの神社
以下の神社が十日えびすで特に有名です:
- 今宮戎神社(大阪府大阪市)
- 「えべっさん」の総本社的な存在。
- 宝恵かご行列が有名。
- 西宮神社(兵庫県西宮市)
- 「えびす宮総本社」として知られる。
- 本えびすの早朝に行われる「福男選び」は全国的に有名。
- 京都ゑびす神社(京都府京都市)
- 京都のえびす信仰の中心。
- 参拝時には「おもて(表)」「うら(裏)」の両側から参拝する独特の習慣がある。
現代の十日えびす
現在でも、商売繁盛を願う企業や個人が多く参拝し、地域経済と信仰のつながりが感じられる行事です。地元住民にとっては、正月の賑わいを締めくくる風物詩となっています。