50度洗いとは?
食材を50度で洗うってどういう事???これまでの人生に全く無かった発想でした。今では、50度で洗うことから料理が始まる日々です。子どもの頃から苦手な食材が多かったのですが、50度で洗う事でほとんどの食材は、食べることができるようにまりました。
恐らく、私の体質が化学物質に敏感あったために、食材に付着する様々な汚れや酸化物や異臭に反応してしまい、食べることができなかったのだと気がつきました。
私の食生活を激変させてくれた50度洗いをご紹介していきますね。
50度洗いの考案者 平山一政先生
平山一政(ひらやま いっせい)先生は、地獄蒸し料理や温泉で有名な大分県別府市のご出身。幼いころから蒸し料理に親しんでおられました。蒸気技術の専門家でその仕事の中で、50度の温度で物を洗うと汚れがよく落ちる事に気がつかれたそうです。
確かに、毎日50度洗いで食材を洗っていますと、食材だけでなく使用したボウルやざる、キッチンのシンクさえも奇麗になるのです。
先生は、現在、スチーミング調理技術研究会代表。 「低温スチーミング」「50℃洗い」を開発し、全国各地で講座を開いていらっしゃいます。
50度洗いの効果
野菜や果物がシャキッとする
細胞内の余分な水分や気泡が取り除かれ、野菜や果物の本来の歯ごたえが戻ります。
保存性の向上
微生物や酵素の活動が抑制され、食材が傷みにくくなります。
汚れやアクが取れる
農薬や表面の汚れが効率的に除去され、食材の味がより引き立ちます。
肉や魚の臭みを除去
表面の脂肪や血液中の臭み成分が溶け出し、臭いが軽減されます。
私は、子供の頃から、肉や魚の臭みが苦手、豆や海草や乾物の何とも言えない匂いが苦手。食べたくない食材がたくさんありました。
50度洗いをして食べる事で、嫌な臭み、においが消えて美味しく食べれるようになりました。
今では、全ての食材(粉物など50度洗いできないものを除く)を50度洗いして美味しく食べることができています。
50度洗いのやり方
それでは、50度洗いの手順をお伝え致します。
準備するのは、
・50度のお湯
・温度計
・ボウル(食材がゆったり入る大きさ)
・ザル
お湯を準備する
- 鍋やポットでお湯を沸かし、ボウルに入れ水を注ぎながら50℃まで冷まします。
- 温度計で正確に50℃を測る。(熱すぎると食材が傷むため注意!)
食材を浸す
- 野菜や果物全体がお湯にしっかり浸るようにする。
やさしく洗う
- 食材をお湯の中で優しく揺らしながら、表面の汚れを落とす。
- 1〜5分程度浸けたら、ザルにあげる。
保存
- 洗った食材の水分をふき取って保存する。
50度洗いは、めぐみクッキングスクールでお伝えしています。